社会福祉協議会では、東日本大震災による被災者支援として、生活支援相談員(陽だまりサポーター)を配置し、地域福祉の視点から、被災者に寄り添って、見守りや相談活動、サービス利用の橋渡などアウトリーチによる個別支援とサロン活動などによる仲間づくりやコミュニティづくりなどの地域支援を統合的に展開し、生活の復興や地域再生に向けた取り組みをしています。
生活支援相談員設置の目的
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仮設住宅の入居者(場合によっては被災者)の福祉ニーズを把握し、必要なサービスを調整、提供することを目的とする。
具体的活動内容
個別訪問、見守り活動
- 見守り訪問活動の実施により入居者の「孤独死防止」等に努める。
- 仮設住宅に出向き、顔を見せ、話し相手になり、安心感を与える。
- 仮設住宅入居者の「声なき声」の拾い上げを行う。
- 仮設住宅入居者の精神的な支えとなるよう努める。
- 声かけ、見守り、安否確認、引き籠もり防止及び雑談等でのよろず相談を行う。
国、県及び市町村等の各種施策等の情報提供や利用方法の説明
- 仮設住宅入居者にさまざまな情報を適宜提供する。
ボランティア、NPO等との調整役
- ボランティア等の申し出に対する実施箇所の調整
大船渡市社会福祉協議会ボランティア活動センター(災害ボランティアセンター)と連携して調整する。 - 地元のボランティアを引き出す働きかけを行う。
仮設住宅入居者に対しての気分転換等のための各種イベントの企画及び実施
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季節にあったイベントを開催し、ボランティア等の協力を得て実施する。
仮設住宅地内におけるコミュニティづくり
- 集会所・談話室を活用したサロンづくりを行う。
- 仮設住宅内の住民同士及び仮設住宅の住民と既存地域住民とのコミュニティをつくる。